腰が痛いと、食事をするにも。
まず、食卓に着くまでが大変。痛い方の腰をさすりながら、反対の手で壁や物に捕まりながら、ソロリ、ソロリとまるで歌舞伎や狂言のように歩いて行く。やっと食卓間に到達。
しかしまだ座ることができない。強敵椅子との戦いだ。椅子の背に手を置き、椅子を傾ける。そのまま引いてもいいのだが、そうすると椅子の脚と床との摩擦が大きくなり大きな力が必要になる。力を入れると腰に響く。そんなことはできない。だから椅子をほんの少し傾ける。ほんの少しだ。ほんの少しで良い。椅子の脚と床の接地面積が小さくなればいいだけだからだ。そうしてゆっくり引き、椅子を食卓から遠ざける。ゆっくり。絶対ゆっくりだ。そうしないと、余計な力を入れることになる。それでなくても、引く手と反対の手は、食卓か他の物に捕まっていないといけない。捕まらず立ったまま引くのは腰に負担をかける。
こんな時こそ、住職が施術する整体院 專光寺で施術を受けましょう。きっと痛みが小さくなります。
やっと椅子を引き終えた。これですぐ食べられるかと思ったが、そうではない。これから腰痛の原因によっては「椅子に座る」という辛い作業が待っている。もう一つの原因の人は、食事後に「椅子から立ち上がる」という辛い作業が待っているのである。まず、両手を食卓に着ける。食卓の高さやその人の身長にもよるが、食卓に手を着けるだけで、すでに痛みの出ている人もいる。腰を曲げ無ければならないからだ。曲げる時に腰に痛みを生じる。つらい。だから、ゆっくり体(腰を中心に)椅子に近づけていく。近づけていく時にも痛みを生じることがある。腰を曲げるからだ。とにかく、腰を曲げることで痛みが生じるのである。椅子の座面とお尻がほぼ正対したら移動は終わりである。これから腰を曲げて椅子に座る作業に入る。これも厳しい。両手を食卓に着け、体がゆっくり椅子に近づけるように力を入れる。足に力も入れるが、あまり力を入れすぎると腰に響くことがある。両手に負担がかかる。商手に力を入れたままゆっくりと椅子に座っていく。お尻がしっかり座面に着くまで気の抜けない作業である。
こんな時こそ、住職が施術する整体院 專光寺で施術を受けましょう。きっと痛みが小さくなります。
両手を合わせ、
「仏様と皆様のおかげにより、このごちそうに恵まれました。深くご恩を感謝し、有り難く、いただきます」と、食前の言葉を感謝しながら唱える。
これで痛みから解放されたわけではない。腰痛持ちのつらい食事の始まりである。